鼻呼吸と口腔ケアの重要性 NASAL BREATHING AND ORAL CARE
鼻呼吸と口腔ケアを意識的に行なうことで、
インフルエンザなど感染症の予防効果が高まるといわれています。
マスク着用時の鼻呼吸
鼻は、空気中の細菌やほこりなどを体内に取り込まないよう、天然のフィルターの役割を果たしています。
マスクを着けていると息苦しく感じられ、口呼吸になりがちですが、ウイルスが体内に入り込むリスクを減らすためにも、鼻呼吸をしましょう。
口腔内の定期的な洗浄・清掃
定期的に歯科医院に通ってお口の中を洗浄・清掃してもらい、衛生状態を良好に保てるようにします。
口腔保健協会による、「高齢者に口腔ケアの指導をしたところ、インフルエンザの罹患率が1/10に抑えられた」との発表もあります。マスク着用時の注意
■顔に触れない
人は1時間に23回顔を触るといわれているため、顔を触らないよう意識することが大切です。
■鼻周りを除菌するマスクを外したら、鼻の周りをウェットティッシュで拭き、除菌します。
■鼻呼吸する鼻の中には粘液と線毛があり、空気中の細菌やほこりを吸着、除去する働きがあります。また、吸い込んだ空気は上顎洞(頬骨の中の空洞)で一度きれいにされて肺に入ります。
このようにウイルスがのどに直接入ることを防ぐことで、免疫力が高まります。
ウイルスの外側にはスパイクという突起があり、これが細胞に取りつくことで体内に入り込みます。
しかし、スパイクは石けんで破壊できるため、ウイルスを体内に取り込まないよう、手洗いや洗顔をするときには必ず石けんを使いましょう。