プロセラとは ABOUT
CAD/ CAMシステムから生み出される自然な輝きの人工歯、プロセラ・オーセラム金属を一切使用しないため体に優しく、金属アレルギーの方も安心です
当院のインプラント治療では、ノーベルバイオケア社が提供するCAD/CAMによるオールセラミックの人工歯、「プロセラ」を採用しております。
プロセラは、人工歯の表面だけでなく内側のフレームもすべてセラミックス製の人工歯で、光の透過性に優れ、自然で美しい見た目に仕上げることができます。
金属はいっさい使用しないので、金属が溶け出すことによる歯肉の黒ずみや金属アレルギーの心配もありません。
また、審美性だけでなく強度にも優れており、幅広い症例に対応することができます。
プロセラの特徴
天然歯に近い光の透過性があり、歯肉と人工歯の境目も自然な仕上がりを追求できます。
金属を使用せず、体になじみやすい素材で安全人工歯の表面も内側もすべて生体との親和性の高いセラミックでできており、金属アレルギーの方も安心して治療を受けられます。
幅広い症例に対応できるCAD/CAMを使用して、セラミックのブロックから直接削り出して人工歯を作製するため、強度があり、幅広い症例に対応できます。
当院のプロセラのメリット
肌や瞳の色が異なるように、生まれ持った歯の色も人によって異なります。
ですから、ただ白いだけの人工歯をはめ込んでも、周囲の天然歯になじまず、逆に浮いてしまい、不自然な口元になってしまいます。
そのため当院では患者さまの天然歯そっくりの歯を再現できるよう、個人にあわせてオーダーメイドで、かつ審美的にもちょうど美しい色の人工歯をおつくりします。
当院院長と20年以上も連携している技工士が熟練した技術で、オーダーメイドで人工歯をつくります。
歯にはもともとある程度の透明感があり、内部の色と表面の色が微妙に見えた状態で白く見えています。それを再現するために、当院では技工士が、太陽光の下でも判別できないほど患者さまの天然歯に近づけた質感を目指して、何層にも色を重ね塗りし、自然な深みのある色を実現しています。
プロセラ作製の流れ flow
プロセラは、以下のような流れで作製します。
CAD/CAMによる作製
CAD/CAMは「Computer Aided Design and Computer Aided Manufacturing」の略で、歯科では、コンピューター支援による人工歯をはじめとした補綴物の設計と作製を行なうシステムのことをいいます。
模型をスキャンして得た口腔内のデータをもとにCADソフトウェアを使用して補綴物を設計し、その設計通りにコンピューター制御の専用マシンを使って人工歯を作製します。
口腔内をスキャン
当院で口腔内スキャナーにより歯型を採取し、患者さまの歯の模型を作製します。
口腔内スキャナーは、従来のようなシリコンで歯型を採取する方法に比べて、数十秒という短時間で完了し、患者さまに異物感や嘔吐反射などの負担が少なく、より精密な3Dデータを取得できるというメリットがあります。
人工歯の設計データを送る
作製した模型を歯科技工所に送り、専用の機器でスキャンして、データ化します。そのデータをもとにCADソフトウェアで人工歯の設計をしたら、その設計データをノーベルバイオケア社のプロダクションセンターに送ります。
人工歯の作製
プロダクションセンターにて、設計データをもとに専用のマシンでセラミックブロックを削り出して人工歯の骨組みを作製します。その後、歯科技工所にて骨組みからオールセラミックの人工歯を完成させます。技工士による熟練の技術で、患者さまに合わせた質感へと丁寧に仕上げます。
人工歯の装着
完成した人工歯を患者さまのお口に装着します。
プロセラの種類 type
透明感のある天然歯のような自然な輝きを再現できるプロセラには、以下のような種類があります。
金属と同等の強度をもつ酸化アルミニウムでつくられた骨組みにセラミックを焼き付けた人工歯で、光の透過性に優れ、インプラントと併用することで天然歯と見分けがつかないくらいの自然な見た目を再現することができます。お口の中のすべての歯に対応することでき、インプラントだけでなく変色した歯などにも被せることができます。
インプラント治療では使用しませんが、歯の変色や欠けてしまっている歯を改善したい際に適した補綴物です。
前歯の表面のエナメル質をごく薄く削り、そのうえに付け爪のようなセラミックの板を張り付けます。プロセラ・オールセラムは薄くても強度があるため、破損の心配が少なく、また、歯を削る量が少なくすみます。また、光の透過性に優れているため、目立つ前歯部分でもきれいで自然な仕上がりになります。